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執筆者の写真圭介 佐藤

小田急多摩線の延伸と古在家バイパスの早期開通

更新日:2019年12月14日

12月になり、2019年も残すところ少しとなりました。

神奈川県議会では、11月25日から令和元年第3回定例会の後半に入っています。


第3回定例会が休会している間、11月8日に経済・産業振興特別委員会が開催され、私は次の質疑を行いました。





1 小田急多摩線の延伸

小田急多摩線の延伸については、平成28年4月の交通政策審議会の答申の中で、唐木田から上溝までの延伸が明確に位置付けられましたが、上溝から先の延伸に関して位置づけはないことから、県がどのように取り組んでいるか質疑しました。




*相模原市発表資料より「小田急多摩線の延伸促進に関する取り組み状況について」



県では、国に対して鉄道の延伸に関する助成制度の拡充や新たな制度の構築を働きかけているほか、小田急電鉄に対しても上溝から先への延伸について要望していているものの、建設費及び採算性等の課題により厳しいと認識が示されています。


また、地元の住民団体で組織されている小田急多摩線延伸促進協議会などからも、上溝から先の延伸についての要望や、広域交通網実現の観点から田名地区から愛川、厚木方面への延伸についての要望を受けており、県としては、引き続き国や小田急電鉄に対し要望を行うとともに、神奈川交通計画の位置付けについても、かながわ都市マスタープランを支える鉄道ネットワークの観点ほか、唐木田から上溝までの延伸の方向性や地元の取り組み状況を見ながら検討していくと答弁がありました。


小田急多摩線の延伸については、地元関係市町村が連携して取り組んでいることから、私が県に期待することは、広域に渡る調整であり、県にしかできない役割として、関係市町村等の取り組みに対する支援を求めました。また、採算性等の課題を解消するため、通勤課題の解消や観光地の整備など、沿線に人が集まる仕組みを構築し、沿線のまちづくりを促進させていかなければならないと改めて認識しました。







2 津久井伊勢原線の古在家バイパスの早期開通


清川村を南北に横断する幹線道路である県道64号線は、道路の幅が狭く、急なカーブがあることから、約1.2㎞の古在家バイパスの整備を行っています。



*厚木土木事務所資料より「古在家バイパス位置図」


今回の台風19号の影響により各地で道路が寸断されている中、清川村にとってたった1本の大きな生命線である道路について取組状況を質疑しました。


本路線は昨年度の国の補正予算で、防災・減災・国土強靭化の3カ年緊急対策にも位置付けられ、緊急輸送道路としての役割を担う大変重要な道路です。現在の計画では、令和7年度を目途に整備を進めているとのことですが、この路線は清川村にとって主要な道路であり、県民の経済生活を支える重要なインフラとして、残りの整備についてしっかりと着実に、そして早期に事業を進めていくよう要望しました。


交通基盤の整備は、愛甲郡にとって重要なテーマであることから、今後も調査を続けていきます。



令和元年第3回定例会では、本会議のほか、9日(月)と13日(金)の10時30分から環境農政常任委員会に出席しました。18日(水)の本会議で閉会となる予定です。


神奈川県議会のホームページでは、本会議や委員会の生中継や録画中継ををご覧いただけます。



一年を無事に締めくくれるよう、最後まで全力で取り組んでまいります!


12月25日まで、宮ケ瀬クリスマス開催中です☆



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